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【無線工学】《送受信装置》(H28-2午前(11))受信機で発生する混信の現象について

無線工学送受信装置その他
問題

 次の記述は、受信機で発生する混信の一現象について述べたものである。該当する現象を下の番号から選べ。

 希望波信号を受信しているときに、二以上の強力な妨害波が到来し、それが、受信機の非直線性により、受信機内部に希望波信号又は受信機の中間周波数と等しい周波数を発生させ、希望波信号の受信を妨害する現象をいう。

1 感度抑圧効果

2 ハウリング

3 寄生振動

4 相互変調

解答 4
非直線ひずみ

半導体素子、鉄心をもつコイルなどを含む電気回路は、入力信号電圧に対して出力電圧が比例関係にないためにひずみを生ずる。このような比例しないひずみを非直線ひずみという。任意の形の信号波形は、多くの正弦波の合成として表される。この信号が非直線回路を通過した場合の出力信号は多くの周波数成分を持つことになる。これらの周波数成分は、信号と伝送系の積で生じたものと考えられ、相互変調積などと呼ばれる。

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