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【無線工学】《レーダー》(H27-2午前(16))気象観測用レーダーについて

無線工学気象観測用レーダーレーダー
問題

 次の記述は、気象観測用レーダーについて述べたものである。このうち誤っているものを下の番号から選べ。

1 表示方式には、RHI方式が適しており、PPI方式は用いられない。

2 気象目標から反射される電波の受信電力強度の情報の処理などに重点が置かれる。

3 反射波の受信電力強度から降水強度を求めるためには、論理式のほかに事前の現場観測データによる補正が必要である。

4 気象観測に不必要な山岳や建築物からの反射波のほとんどは、その強度が変動しないことを利用して除去することができる。

解答 1

気象レーダーの表示方式は、RHI方式とともに距離、方位と強度を表示するPPI方式も用いられる。

気象観測用レーダーの特徴

気象観測用レーダーは、気象目標から反射される電波の受信電力強度を処理する。降水強度を求めるためには、反射波の受信電力強度から理論式のほかに事前の現場観測データによる補正が必要となる。気象観測に不必要な山岳や建築物からの反射波のほとんどは、その強度が変動しないことを利用して除去することができる。

表示方式は以下のものがある。
(1)RHI方式
横軸を距離として縦軸に高さを表示
(2)PPI方式
送受信アンテナを中心として物標の距離と方位を360度表示

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