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【無線工学】《変復調》(H26-2午前(11))デジタル無線通信における誤り制御について

無線工学PCM多重・変調変復調
問題

 下の記述は、デジタル無線通信における誤り制御について述べたものである。$\boxed{   }$内に入れるべき字句の正しい組合せを下の番号から選べ。

(1) デジタル無線通信における誤り制御には、誤りを受信側で検出した場合、送信側へ再送を要求するARQという方法と、再送を要求することなく受信側誤りを訂正する$\boxed{ A }$という方法がある。

(2) ARQは、一般に伝送遅延が$\boxed{ B }$場合に使用される。

AB
1FECある程度許容される
2FECほとんど許容されない
3AGCある程度許容される
4AGCほとんど許容されない
5AFCほとんど許容されない
解答 1
FEC(前方誤り訂正)とARQ(自動再送要求)

FEC(前方誤り訂正)
送信側でデータ信号を一定の長さに区切り、誤り訂正符号を追加して送信する。受信側では誤り訂正符号を解析することにより誤り訂正を行う。伝送遅延がほとんど許されない場合にFEC(前方誤り訂正)が用いられる。

ARQ(自動再送要求)
受信側で誤りの有無を検出し、誤りがあった場合に送信側にNACKを送り返す。誤りがなければ送信側にACKを送り返す。送信側は、NACKを受信すると再度、誤りがあった箇所を再送する。このようにARQ(自動再送要求)は、再送に時間が必要になるため、音声通信などリアルタイム通信には不向きである。

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