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【無線工学】《中継方式》(H29-2午前(12))符号分割多元接続方式(CDMA)を利用した携帯無線通信システム

無線工学CDMA中継方式
問題

 次の記述は、符号分割多元接続方式(CDMA)を利用した携帯無線通信システムについて述べたものである。$\boxed{   }$内に入れるべき字句の正しい組合せを下の番号から選べ。

(1) ソフトハンドオーバーは、すべての基地局のセル、セクタで$\boxed{ A }$周波数を使用することを利用して、移動局が複数の基地局と並行して通信を行うことで、セル$\boxed{ B }$での短区間変動の影響を軽減し、通信品質を向上させる技術である。

(2) マルチパスによる遅延波をRAKE受信と呼ばれる手法により分離し、遅延時間を合わせて$\boxed{ C }$で合成することで受信電力の増加と安定化を図っている。

ABC
1同じ中央逆位相
2同じ境界同位相
3異なる境界逆位相
4異なる中央同位相
解答 2

(1) CDMA方式の無線通信システムでは、基地局と移動局との通信で、移動局が別のセルに移るときに通話の中断を防ぐために複数の移動局と平行して通信を行い、短区間変動の影響を軽減する。これをソフトハンドオーバーという。CDMA方式の場合は「レイク受信機(複数の経路を通り届いた電波を一つに合成する)」を使うことにより、ソフトハンドオーバーを実現でき、同じ周波数の電波を使っていても干渉の影響は少なくすることができる。

(2) 同システムでは、マルチパスによる波形ひずみを少なくし遅延時間が異なる電波を受信して、位相と時間を調整し、同位相で合成して受信電力の増加と受信の安定化を図るためのRAKE(熊手)受信が採用される。

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