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【無線工学】《中継方式》(H28-10午前(13))地上系のマイクロ波(SHF)2周波中継方式の周波数配置

無線工学マイクロ波中継方式
問題

 次の記述は、図に示すマイクロ波(SHF)通信における2周波中継方式の一般的な送信及び受信の周波数配置について述べたものである。このうち誤っているものを下の番号から選べ。ただし、中継所A、中継所B及び中継所CをそれぞれA、B及びCで表す。

2周波中継方式

1 Aの送信周波数$f_2$とCの受信周波数$f_3$は、同じ周波数である。

2 Aの送信周波数$f_6$とCの受信周波数$f_8$は、同じ周波数である。

3 Bの送信周波数$f_3$とAの受信周波数$f_1$は、同じ周波数である。

4 Bの送信周波数$f_2$とCの受信周波数$f_7$は、同じ周波数である。

解答 1

指向性の鋭いアンテナを使用するマイクロ波の2周波中継方式では、設問図のような周波数$f_1、f_2、…f_8$の配置において、異なる二つの使用周波数を$F_1$と$F_2$とし次のような関係がある。

$f_1 = f_6 = f_3 = f_8 = F_1$

$f_5 = f_2 = f_7 = f_4 = F_2$

Aの送信周波数$f_2$とCの送信周波数$f_4$は、同じ周波数$F_2$である。

2周波中継方式

2周波中継方式
2周波中継方式は、各中継所の送信する周波数はそれぞれ同じであり、また、受信する周波数もそれぞれ同じ方式であり、中継方式全体で周波数を2波しか使用しません。このため、周波数の有効活用が実現できます。しかし、同じ周波数を使用するため、電波干渉が起きることがあります。

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