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【無線工学】《変復調》(H29-6午前(10))PSKについて

無線工学PSK変復調
問題

 次の記述は、PSKについて述べたものである。このうち正しいものを下の番号から選べ。

1 2相PSK(BPSK)は、8相PSKに比べ、同じ搬送波電力対雑音電力比(C/N)のとき、符号誤り率が小さい。

2 8相PSKでは、2相PSK(BPSK)に比べ、一つのシンボルで4倍の情報量を伝送できる。

3 2相PSK(BPSK)では、”0”、”1”の2値符号に対して、搬送波の位相の$\pi / 2$[rad]の位相差がある。

4 4相PSKでは、1シンボル(1つの信号点)が表す情報は、”00”又は”11”のいずれかとなる。

解答 1

2 8相PSKでは、2相PSK(BPSK)に比べ、一つのシンボルで3倍の情報量を伝送できる。

3 2相PSK(BPSK)では、”0”、”1”の2値符号に対して、搬送波の位相の$\pi$[rad]の位相差がある。

4 4相PSKでは、1シンボル(1つの信号点)が表す情報は、”00”、”01””10”、”11”のいずれかとなる。

PSK(位相シフトキーイング)

デジタル変調の一種。1,0のデジタル信号に対して、搬送波の位相を変化させる方式です。2PSK(BPSK)では1ビットの情報量で2つの状態($2 = 2^1$)、4PSK(QPSK)では2ビットの情報量で4つの状態($4 = 2^2$)、8PSKでは3ビットの情報量で8つの状態($8 = 2^3$)を表現できます。シンボルとは、1回の変調で送られるデジタルデータの状態のことをいいます。
【BPSK】
BPSK【QPSK】
QPSK【8PSK】
8PSK

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