問題
次の記述は、デジタル伝送方式における標本化定理について述べたものである。$\boxed{ }$ 内に入れるべき字句の正しい組合せを下の番号から選べ。
(1) 入力信号が周波数$f_0$[Hz]よりも高い周波数を$\boxed{ A }$ 信号(理想的に帯域制限された信号)であるとき、繰返し周波数が$\boxed{ B }$[Hz]パルス列で標本化を行えば、そのパルス列から原信号(入力信号)を再生できる。
(2) この場合、標本点の間隔は$1/(2f_0)$[s]であり、この間隔をナイキスト間隔という。通常これより$\boxed{ C }$間隔で標本化を行う。
A | B | C | |
1 | 含む | 0.5$f_0$ | 短い |
2 | 含む | 2$f_0$ | 長い |
3 | 含まない | 0.5$f_0$ | 短い |
4 | 含まない | 2$f_0$ | 短い |
5 | 含まない | 2$f_0$ | 長い |
解答 4
標本化定理(サンプリング定理)
標本化(サンプリング)周波数を、アナログ信号に含まれている最高周波数の2倍以上にすると、元のアナログ信号の波形が復元できる、という定理です。
アナログ信号の波形をある一定の時間間隔でサンプリングして、振幅を標本値として採取していきます。その時間間隔を決めるのが、標本化定理です。