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【無線工学】《変復調》(H28-10午前(8))直交振幅変調(QAM)方式について

無線工学変復調QAM
問題

 次の記述は、デジタル変調のうち直交振幅変調(QAM)方式について述べたものである。このうち誤っているものを下の番号から選べ。

1 16QAM方式は、16個の信号点を持つQAM方式である。

2 16QAM方式は、周波数が等しく位相が$\pi / 2$[rad]異なる直交する2つの搬送波を、それぞれ4値のレベルを持つ信号で振幅変調し、それらを合成することにより得ることができる。

3 QAM方式は、搬送波の振幅と位相の二つのパラメータを用いて、伝送する方式である。

4 64QAM方式は、16QAM方式と比較すると、同程度の占有周波数帯域幅で同一時間内に4倍の情報量を伝送できる。

解答 4

64QAM方式は、16QAM方式と比較すると、前者は6ビット、後者は4ビットで信号点を表し、同程度の占有周波数帯幅で同一時間内に、1.5倍の情報量を伝送できる。

QAM(直交振幅変調)

QAM(直交振幅変調)は、搬送波の振幅位相の両方を変化させる方式です。16QAMや256QAMが実用化され、高能率デジタル無線方式として用いられている。以下に16QAMの信号配置図を示す。
16QAM

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