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【無線工学】《変調》(H27-10午前(9))直接スペクトル拡散方式を用いた符号分割多元接続(CDMA)について

無線工学変復調多元接続
問題

 次の記述は、直接スペクトル拡散方式を用いた符号分割多元接続(CDMA)について述べたものである。このうち誤っているものを下の番号から選べ。

1 疑似雑音(PN)コードは、拡散符号として用いられる。

2 受信信号の復調時には、拡散符号を使用しない。

3 傍受されにくく秘話性が高い。

4 遠近問題の解決策として、送信電力制御という方法がある。

5 拡散後の信号(チャネル)の周波数帯域幅は、拡散前の信号の周波数帯域幅よりはるかに広い。

解答 2

信号の変調及び復調時には同じ拡散符号を使用する

符号分割多重(CDM:Code Division Multiplexing)方式

FDMは周波数を分割TDMは時間を分割して多重化する方式ですが、符号分割多重CDM方式は、同じ周波数を使用し、かつ時間も分割することなく、疑似雑音PN(Pseudo Noise)符号を使用することで多重化する方法です。

CDM方式は、PN符号で受信側と送信側で乗算(送信側では拡散、受信側では逆拡散)を行います。拡散しますので、周波数帯域幅は広くなりますが、PN符号は複雑に作られていますので、秘話性は高くなります。

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