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【無線工学】《基礎理論》(H29-6午前(6))導波管サーキュレータについて

無線工学基礎理論同軸線路と導波管
問題

 次の記述は、図に示す示す導波管サーキュレータについて述べたものである。$\boxed{   }$内に入れるべき字句の正しい組合せを下の番号から選べ。なお同じ記号の$\boxed{   }$内には、同じ字句が入るものとする。

導波管サーキュレータ

(1) Y接合した方形導波管の接合部の中心に円柱状の$\boxed{ A }$を置き、この円柱の軸方向に適当な大きさの$\boxed{ B }$を加えた構造である。

(2) $TE_{10}$モードの電磁波をポート①へ入力するとポート②へ、ポート②へ入力するとポート③へ、ポート③へ入力するとポート①へそれぞれ出力し、それぞれ他のポートへの出力は極めて小さいので、各ポート間に可逆性が$\boxed{ C }$。

ABC
1セラミックス静磁界ある
2セラミックス静電界ない
3フェライト静電解ある
4フェライト静磁界ない
解答 4

導波管サーキュレータ

 導波管サーキュレータは、静磁界が加えられた円柱状のフェライト中を伝搬する電波の偏波面が回転する性質(ファラデー回転)を利用したものである。
以下に、$TE_{10}$モードの電磁波を伝搬した動作を示す。

導波管サーキュレータ・ポート①から入力されるとポート②に出力され、ポート③に出力されない。
・ポート②から入力されるとポート③に出力され、ポート①に出力されない。
・ポート③から入力されるとポート①に出力され、ポート②に出力されない。

3端子の非可逆回路である。

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