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【無線工学】《基礎理論》(H28-2午前(5))進行波管について

無線工学基礎理論電子管
問題

 次の記述は、図に示す原理的な構造の電子管について述べたものである。$\boxed{   }$ 内に入れるべき字句の正しい組合せを下の番号から選べ

進行波管

(1) 名称は、$\boxed{ A }$ である。

(2) 主な働きは、マイクロ波の$\boxed{ B }$ である。

AB
1進行波管発振
2進行波管増幅
3マグネトロン発振
4マグネトロン増幅
解答 2

(1) 名称は、進行波管である。

(2) 主な働きは、マイクロ波の増幅である。

進行波管(TWT:Traveling Wave Tube)

進行波管
マイクロ波は、真空中では光の速度と同じですが、遅波回路を用いて伝搬速度を電子の速度より少し遅くなる程度にします。マイクロ波と電子が相互作用し、陰極から放出された電子は陽極で加速され、電子が集群し密度変調され、マイクロ波が増大します。
進行波管は、マグネトロンやクライストロンと違い共振器を使用しないので、動作周波数帯域が広くなり、衛星放送やマイクロ波中継などに使用されています。
マグネトロンは発振用、進行波管は増幅用に使用されます。

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