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【無線工学】《中継方式》(H29-10午前(14))反射板を用いた無線中継方式

無線工学マイクロ波中継方式
問題

 次の記述は、地上系マイクロ波(SHF)多重通信の無線中継方式の一つである反射板を用いた無給電中継方式について述べたものである。このうち誤っているものを下の番号から選べ。

1 中継による電力損失は、反射板の大きさが大きいほど少ない。

2 反射板の大きさが一定のとき、その利得は波長が長くなるほど大きくなる。

3 中継による電力損失は、電波の到来方向が反射板に直角に近いほど少ない。

4 見通し外の2地点が比較的近距離の場合に、反射板を用いて電波を目的の方向へ送出することができる。

解答 2

反射板の大きさが一定のとき、その利得は波長が短くなるほど大きくなる。

無給電中継方式

無給電中継方式は、反射板を設置して電波を反射させる中継方式になります。反射板等で電波の方向を変えることで中継を行い、中継用の電力を必要としません。中継による電力損失は、反射板が大きいほど小さくなります。反射板の大きさが一定のとき、その利得は波長が短くなるほど大きくなります。無給電中継方式は、中継距離をできるだけ短くする必要があり、電波の到来方向が反射板と直角に近いほど電力損失は小さくなります。

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