問題
次の記述は、静止衛星を利用する通信について述べたものである。このうち正しいものを下の番号から選べ。
1 衛星の電源には太陽電池が用いられるため、年間を通じて電源が断となることがないので、蓄電池等は搭載する必要がない。
2 衛星通信に10[GHz]以上の電波が用いられる場合は、大気圏の降雨による減衰が少ないので、信号の劣化も少ない。
3 GPS衛星等の周回衛星の軌道に比べて、地表からの距離が近いため、送信電力やアンテナ利得等の点で有利である。
4 電波が、地球上から通信衛星を経由して再び地球上に戻ってくるのに約0.5秒を要する。
5 3個の通信衛星を赤道上空に等間隔に配置することにより、極地域を除く地球上のほとんどの地域をカバーする通信網が構成できる。
解答 5
1 春分と秋分の日を中心にした約1か月間に電源が断になる時間帯があり、衛星の電源には太陽電池が用いられているため、蓄電池等は搭載する必要がある。
2 10[GHz]以上の電波が用いられる場合は、大気圏の降雨による減衰が大きい。
3 GPS衛星等の周回衛星の軌道に比べて、地表からの距離が極めて遠い。
4 電波が、地球上から通信衛星を経由して再び地球上に戻ってくるのに約0.25秒を要する。